お茶に使う水の選び方

お茶でわかる会社の品格
~煎茶には日本の水道水がベスト~

水道水で問題なし!
お茶(煎茶)を淹れる時には「軟水」を。

お茶を淹れる時の水は、軟水が適しています。
外国産のミネラルウォーターを使うよりも、
水道水を沸騰させて塩素を飛ばしたものが良いでしょう。
今回のブログでは、軟水と硬水の違いや、外国の方へプレゼントする際、
外国の水で淹れる場合のアドバイスなどを紹介しています。

軟水と硬水の違い

お水には「硬度」というものがあります。
お水の種類はその硬度によって、大きく分けて「硬水」と「軟水」があります。
ペットボトルのお水も飲み比べてみると味が違うのはこの「硬度」によるものです。
「硬水」と「軟水」の線引きは、1Lあたりのカルシウムやマグネシウムの含有量が、
WHO(世界保健機関)が定める基準では
硬度120mg未満が軟水、120mg以上が硬水です。
ちなみに、家庭の水道水は硬度20~80とされています。
それでは、「硬水」と「軟水」でお茶を淹れる際にどのような違いが出るのでしょうか。

お茶(煎茶)を淹れる際の水は水道水がベスト

日本のお茶を淹れる際のお水は硬度が30~80が良いとされています。
硬水はズバリ、お茶の成分が出にくいです。
また、カルシウムやマグネシウムの含有量が多い為、
お茶の味を変えてしまうなどと言われています。
しかし、ヨーロッパなどの硬度300を超えるお水は、
含まれている成分が渋みをなくす作用があるとも言われ、
口当たりが良いお茶を淹れる事もできるようです。
一方、軟水はお茶の成分が出やすく、
旨味・渋み・苦味のバランスが良いお茶を淹れる事が出来ます。
日本の水道水は地域により異なりますが、20~80とされています。
以上の事から、お茶を淹れる際にはやはり日本の水道水がおすすめです。
普段からのみ慣れている水がそのまま「美味しい」と感じるようです。
前回のブログでも紹介しましたが、日本の水道水はカルキ消毒されていますので、
お茶を淹れる際にはしばらく沸騰させてから淹れるようにしてみてください。

水道水を使った美味しいお茶の淹れ方はこちら


世界各国の水道水事情

日本国内でも地域により硬度が異なるように、世界各国でも水道水の硬度は異なります。
特にヨーロッパでは200以上の硬度の地域が多く、
日本とは違い「硬水」がほとんどです。
また、沸騰させても硬度が下がりにくい硬水である事が多いです。
ヨーロッパ以外でも「硬水」の地域はたくさんありますが、国外でお茶を楽しみたい時は
どういった事に気を付けたらよいでしょうか。
答えは簡単です。
①茶葉の量を多くする
②蒸す時間を長くする
この2つで調整してみてください。
京都利休園では、お茶の色で好みが分かる「オチャート」を
商品と一緒にお届けしていますので、ぜひそちらを使って調整してみてくださいね。
外国の方へお茶ギフトを贈る時などにも便利です。

外国の方へおすすめ!好き嫌いが分かれにくいお茶ギフトはこちら


お茶の色見本「オチャート」はこちら

以上、水道水で淹れたお茶の「旨味」や「深み」をご堪能ください。