京都利休園茶笑のご挨拶

茶匠中澤司

茶笑とは・・・


茶業に従事して十数年、その奥深さに魅了されブレンドの面白さに興奮する毎日です。 お茶は日時によって味が変わります。といってもお茶の味が変わるのではなく飲む側の都合です。
朝一番に飲むお茶と夜に飲むお茶とでは同じ茶葉、同じ量、同じ湯温、でも味が違うと感じるものです。

お茶のプロとして、常に同じコンディション、同じモチベーションでお茶と向き合わななければなりません。「あれ?このお茶こんな味だっけ!?」こんなときはお茶に笑われているな?って思います。

だから、まだまだ私は「茶笑」なんです。

お茶の常識を変える。無茶苦茶なお茶、無茶旨茶

お茶

お茶って難しいと思っていませんか?
「無茶苦茶」とは無作法にいれたお茶は苦いと書きます。お茶はお湯の温度や茶葉の量によっては苦くて不味いものになりかねません。

しかし、先代の口癖が「ポットから熱湯を直接急須に淹れた味がお客様のお茶の味なんや。湯冷ましして急須でじっくり蒸らして美味いお茶。なんていうのはお茶屋の自己満足や!!」。
その先代の思いを受け継ぎ、目指すところは無作法にいれても美味しいお茶「無茶旨茶」です。

初心者も安心。お茶の美味しいいれ方のコツはコレ!

水色(すいしょく)でお茶の飲みごろが一目でわかるように「オチャート」なるものを製作しました。
先代の思い。「多くの方に飲みやすくて美味しいお茶を作りたい。飲み方ももっと分かりやすく伝えたい。」これをカタチになったものがオチャートです。お茶ごとに該当するものがあり、現在8種類あります。

おチャート オチャートについて詳しくはこちらから >>>

熱湯をそそぐだけ!!京都利休園の代表的な簡単ブレンド

先にも述べましたが、お茶は美味しく飲むには湯冷ましをしたりと大変なお茶もあります。利休園のブレンド茶は熱湯をそそぐだけで本格的な味を楽しんで頂けます。

中澤司
茶笑  中澤 司  nakazawa tsukasa

10数年前に異業種からの転職、お茶業界の常識にとらわれず素人ならではの発想と切り口で独自の世界観を展開。
斬新な発想で組み合わせるティーブレンダーであり、ティーテイスターとしても、カラー理論を組み合わせるという独自のテイスト方法を編み出し他に類をみないブレンドティーを開発している。また、利休園で使用する茶園は自ら選り分け、利休園の工場長兼茶笑プロデューサーである。
暇を見つけては大の車愛好家として日本中を旅するブレンダー。「お茶は自身の心のデザイン」と表現している。